眼の壁 ドラマ

名作「点と線」と同じ1958年に刊行された松本清張のベストセラー「眼の壁」

 

WOWOW

 

萩崎竜雄(小泉孝太郎)は、ウキシマ電業製作所の経理課長。上司の関野徳一郎部長(甲本雅裕)と会社の金策に疾走していた。ところが、追い詰められた関野は2億円の手形をだまし取られ、消息を絶ってしまう。
実直な関野を父のように慕っていた萩崎は、高校の同級生だった新聞記者、村木満吉(上地雄輔)の力を借り、席のを助け出そうと詐欺グループの正体を調べ始めるが、やがて関係者が次々に不審死を遂げるようになる。詐欺被害を隠蔽しようとするウキシマ経営陣。ちらつく政治家や犯罪組織の影。事件の鍵を握る謎の女性、上崎絵津子(泉里香)。いったい誰が敵で誰が味方なのか-。

 

小説の昭和30年代と違って、ドラマの舞台は1990年。オフィスにパソコンはなく電話はもっぱら公衆電話。でも金融業者は携帯電話を使い始めている・・・といった時代風景が散りばめられています。

ただ、「昭和」の内容を「平成」に移しても違和感がないのは、ストーリーに普遍性があるから。

 

「点と線」とともに単なる謎解きでなくて、背後の社会に目を向けた「社会派推理小説」の世界観を見事に映像化したドラマでした。

 

 

 

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