ぽっぽや 映画 感想

 

家で鑑賞すれば、思いっきり泣くことができます。

(私も遠慮なく、鼻水ダダ洩れとなりました。そしてスッキリしました)

 

映画『鉄道員(ぽっぽや)』

映画『鉄道員(ぽっぽや)

 

【あらすじ】

主人公の佐藤乙松(高倉健)は、廃止寸前のローカル線終着駅「幌舞」の駅長で、もうすぐ定年を迎える。乙松には生まれたばかりの一人娘を病気で亡くした過去があり、長年連れ添った妻の静枝(大竹しのぶ)にも先立たれた。ある日、乙松は駅で見覚えのある人形を抱えた少女と出会う。それは孤独な男に訪れた奇跡だった・・・。

 

物語は乙松を慕うかつての同僚の仙次(小林稔侍)たちと新年を祝う現在と、劇中に挿入される乙松の記憶が交互に展開します。

でも、状況をすぐに把握できます。説明し過ぎないのに分かりやすい構成がストーリーに没頭させてくれます。

 

回想場面で「乙松=健さん」となったシーンのひとつが、仕事で静枝の死に目に会えず、亡骸と対面した時、仙次の妻で静枝を看取った朋子(田中好子)になじられるところ。

「なして泣かないの!泣いてやってよ!」

「身内のことでなくわけにはいかんでしょ・・・」

そう答える乙松だけど、朋子から見えない側の頬に涙が伝わるのは、この映画の名シーンだと思いました。

また、このシーンを絶妙の角度と光具合で撮影した、木村大作さんは流石としか言いようがありません。

 

さらに、幼い息子と九州からやってきた流れ者の炭鉱労働者役の志村けんの演技も良かったです。

ちゃぶ台に頭をぶつけるコントのような笑いを入れつつ、悔しい表情での泥臭い演技は映画に深みを与えてくれました。

映画『鉄道員(ぽっぽや)

 

厳しい雪国の生活と対照的に、登場人物は皆、温かいです。

でも、その温かさに甘えず、様々な後悔を背負った男のたたずまいには泣かされます。

 

劇中に流れる「テネシーワルツ」にも泣かされます。

 

 

 

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