タクシー運転手 映画

韓国映画のなかで秀逸な映画のひとつが『タクシー運転手 ～約束は海を越えて～』

ソウルのタクシー運転手マンソプは「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」という言葉につられ、ドイツ人記者ピーターを乗せて英語も分からぬまま一路、光州を目指す。何としてもタクシー代を受け取りたいマンソプは機転を利かせて検問を切り抜け、時間ぎりぎりで光州に入る。“危険だからソウルに戻ろう”というマンソプの言葉に耳を貸さず、ピーターは大学生のジェシクとファン運転手の助けを借り、撮影を始める。しかし状況は徐々に悪化。マンソプは１人で留守番させている11歳の娘が気になり、ますます焦るのだが…。

ひとりで2回みて、2回ともダラダラ泣きました。鼻が溶けるくらい･･･
（「韓国」ってだけで毛嫌いしている私が感動！）

序盤は軽めのノリですが、中盤からの身に迫ってくる緊張感と生々しい映像にズシンと胸にきます。
タイトルからは想像できないほどの雰囲気に切なくなります。

特に食堂でひとり食事をする際に、現実と報道の内容との乖離に苦しむ表情の主人公の涙には、映画であることを忘れるほど感情移入しました。また、タクシーの連携シーンは一見すると滑稽なのですが、彼らの苦労や現状からの脱出を願う気持ちの表れとして納得しました（この2つが私の泣きポイントでした）。

2021年現在、ミャンマーや香港などでの争いを他人事と思っている、平和ボケした日本人こそみるべき映画です（知らないことがどれほど罪か！）。

映画『タクシー運転手 ～約束は海を越えて～』が視聴できる動画配信サービスはコチラです（2021年6月4日現在）。

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